かんぴょうとは

ゆうがおの実を細長く削り、乾燥させたものです。

かんぴょうの由来
原産地はアフリカとされており、シルクロードを渡り、神功皇后が朝鮮から 種を持ち帰り、関西地方を中心に栽培され、精進料理の素材として食され、 江戸時代に下野の国(栃木県)で栽培されるようになりました。


かんぴょうの生産風景
生産期は、4月より種まきが始まり、収穫時期は7〜8月となります。

畑に移す 成長期 夕顔の花
夏の到来 ふくべ(夕顔の実) かんぴょう剥き 天日乾燥

 

かんぴょうの生産について
現在かんぴょうの生産は、日本、中国、インドネシアなどで生産されており ますが、その中で中国が90%近くの生産量を占めております。

年度 日本 中国 インドネシア インド 合計
H.2 2,190 1,000     3,190
H.4 1,680 2,200     3,880
H.6 1,270 2,200     3,470
H.8 1,090 2,000     3,090
H.10 829 3,755     4,584
H.13 397 3,290 10.9   3,698
H.15 369 2,680 22.8 4.6 3,076
H.17 350 2,652 - - 3,002
H.18          
H.19          
近年の原料事情としましては、  生産量の減少で原料価格は高騰  しております。  中国主体の生産ですが、中国で  の政策転換で生産量が減少し、  生産地域も中国北部へと移行し  ております。  近年では、保存料を使用しない  無漂白かんぴょうやトレーサビ  リティ管理の栽培が増えてきて  おります。

4月初旬に一鉢に一粒の種を蒔きます。4月下旬になると苗が左の写真程の大きさまで成長します。いよいよ畑に移植の時期がきました。

4月20日撮影

畑には等間隔に一つずつ苗を植えます。 三角帽子には霜やヒョウなどから苗を 守る役割があります。 ビニールには地熱をあげる効果が あり、成長を促進させます。

5月1日撮影

5月中旬になると苗は右と左にツルを 伸ばし始めます。 地面一面には麦わらを敷きます。麦わ らを敷くことにより雑草の防除、畑の 保温ができ、何よりかんぴょうの玉を 傷つけない役目もあります。 5月下旬になると一番玉の花が咲きは じめます。

5月20日撮影

夕顔の花です。 名前の通り、夕方、日が暮れ始めると いっせいにきれいな白い花を咲かせま す。受粉して約2週間ほどでふくべの 収穫時期に入ります。

6月1日撮影

一面、かんぴょうの葉でおおわれた畑 この光景が見られるようになると、暑い夏の訪れとともに農家さんにとっ ても一番忙しい時期に入ります。

6月20日撮影

ふくべ(夕顔の実)  まるまると大きく育ったかんぴょうの 実はスイカくらいの大きさになり、重 さも7〜8kgになり、収穫されます。

7月1日撮影

かんぴょう剥きです。 まず表面の皮を剥き、幅、厚さが一定 になるように剥いていきます。 最盛期には1日に400個以上の玉を 剥く程の忙しさになります。

7月10日撮影

剥き終わったかんぴょうは、すぐに 竿にかけ天日乾燥します。 近年ではビニールハウスの中で温風 乾燥もできるようになりました。 この光景は栃木県の夏の風物詩とし てひろく知られています。

7月10日撮影